全国私立高等学校バドミントン連盟

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インタビュー


  第3,4回大会に出場した関野有起さん(写真上:栃木県・作新学院高校出身)にお話を伺いました。

--------- 今日は、「YONEX OPEN JAPAN 2013」の大会3日目です。大会で大変お忙しい中、JR北海道バドミントン部監督の関野有起さんにインタビューをお願いしたところ、なんと特別ゲストとして竹村純選手(写真下:予選から勝ち上がり、準々決勝進出。世界ランク1位のリー・チョンウェイ選手に惜敗するも、堂々のベスト8)も来てくれました。お2人、よろしくお願いします。

関野 よろしくお願いします。

竹村 私学大会のインタビューだって分かっていなくて…。僕、公立校の出身なんですけど、大丈夫なんでしょうか?

       [注]竹村選手は、公立の北海道旭川工業高等学校卒です。

--------- もちろん。こちらは大歓迎ですよ!!

竹村 安心しました。では、よろしくお願いします。

--------- 高校時代を振り返っていただいて、どのように過ごされていましたか?

関野 地獄のシゴキに耐え続ける毎日でした…。

竹村 僕も与えられた練習をこなす日々でしたね。

--------- もう少し前向きなコメントを期待していたんですが。質問が悪かったかな…。

竹村 いやいや、主体性が無いということではなくて、それだけでイッパイイッパイだったってことです…。

関野 その通りです。でも、地獄のシゴキだけだと周りと同じなので、自分なりにプラスアルファはしていましたよ。

--------- 具体的に実践されたことを1つ教えてください。

関野 僕は自転車通学だったんですが、帰り道の途中に急な上り坂があって、毎日その手前で自転車を降りて坂道ダッシュをかなりの本数やりましたね。それから、もう一度自転車をこいで帰ってました。

--------- シゴキの後ですよね??

関野 もちろんヘロヘロの状態なんですけど、「やらなきゃ気が済まない」という感じでしたね。
竹村 たしかに、自分で考えて何かに取り組むと自信にもなりますね。

--------- 説得力ありますね!

関野 でも、特別なことではないです。誰にでもできることだと思います。

--------- 他にも何かされていましたか?

関野 毎日欠かさずに練習ノートを書いていました。
竹村 ホントに??
関野 ずっと書いてたよ。

--------- どのようなことを書き留めていたんですか?

関野 その日の練習内容や練習中に気づいた課題などを書いていました。あとは、ライバルに勝つために何が必要かとか。「○○に勝つためには」みたいな感じで。

       [注]関野さんは、ある選手の名前をおっしゃいました。

--------- その○○は伏せておきましょうか?

関野 あ、その方がいいですね。

--------- ノートは監督に提出するとかではないんですか?

関野 いえ、完全に自分用です。
竹村 いろいろ考えて取り組んでたんだな。

--------- そこまで努力を重ねて試合に臨んだにもかかわらずあっさり負けてしまうと、かなり落ち込むと思うのですが、どのように立ち直って次に目を向けてきたのですか?

関野 落ち込んだりなんかしないですよ。
竹村 バドミントンができなくなるわけじゃないですから。

--------- とても意外な反応なんですが、そうなんですか??

関野 大会は続きますしね。落ち込んでる暇なんか無かったです。
竹村 3年生のインターハイの直後は、少し区切りのようなものを感じましたけど。でも、すぐに国体もありましたから、落ち込むってことは無かったですね。それよりも、負けた原因を考えて、次の練習に打ち込んでいました。
関野 僕も高校最後の大会の後は、大学で勝つことに意識をシフトしましたね。何年生でも、落ち込む暇があるなら、その時間を練習に使うべきだと思います。

--------- ご自身の中での大会の位置づけを明確にされていたのですね。ところで、毎年8月末に開催される私学大会は、新チームになって最初の団体戦という位置づけなんですが、全国の新エースや新キャプテンに何かメッセージを贈ってください。まずは、「エースに必要なものとは」という内容で、JR北海道バドミントン部のエースである竹村さんにお願いします。

竹村 エースに必要なものは、全てにおいてチームのトップであることです。大会結果という意味だけではなく、練習中も含めた全てにおいて。ランニングにしても、筋トレにしても、ノック練習にしても。とにかく全ての場面において、自分をトップのポジションに置き続けることです。

--------- なるほど。

竹村 練習で2番手の選手のことを、誰もエースだとは思わないですよ。

--------- 重い一言ですね…。では次に、「キャプテンに必要なものとは」という内容で、チームを統括する立場である監督の関野さんにお願いします。

関野 視野を広く持つことだと思います。

--------- それって非常に難しいことだと思うんですが、具体的に取り組めることはありますか?

関野 例えば、練習の準備や後片付けについても、「下級生の担当だから」という意識でいてはいけないと思います。今は何をするべきで、実際にそれが行われているかを常に気に掛けて、必要に応じて適切な指示を出せる状況にいることが大切です。きちんと準備がされていれば、予定通りに練習ができます。同様に、効率良く後片付けができれば、その後の時間が有意義に使えます。いろいろなことに目配りをしてほしいと思いますね。

--------- お2人とも実体験に基づいた具体的なアドバイスをくれました。しかも、すぐにでも取り組めることですね。

関野 ぜひ、実行してほしいと思います!

--------- それでは最後に、現役高校生プレーヤーたち全員に向かって、バドミントンの教科書には載っていないような一言をお願いします。

竹村 また難しいことを言いますね。
関野 このような場で小言みたいなことは良くないのかもしれませんが…。僕は部活動を通して体験する上下関係って大切だと思うんです。言うまでもなく、理不尽な説教とか暴力とかは絶対にあってはならないことです。でも、正しい意味での上下関係を学ぶ場として、部活動は非常に大きな役割を果たすことができると思います。
竹村 僕も同感です。バドミントン云々じゃなく、大人になって社会に出てから本当に大きなことだと思います。部活動の中で先輩と後輩の仲が良いと、チーム内の雰囲気も良くなって好影響が望めると思います。しかし、あくまでも一定の節度を持った仲の良さであってほしいですね。

--------- 「TPOをわきまえて」ということですね。

竹村 はい。
関野 ジュニア時代から仲の良い先輩で、小さいときから「○○ちゃん」と呼ぶ関係であったとしても、せめて人前では「○○先輩」にするなどの使い分けを身につけることは、大人になるにあたって大切なことだと思います。

--------- 我々の世代は、そういったことを部活動の場で学びましたよね。

関野 そうです。先輩たちは先輩らしく、自信を持って毅然とした態度を示してください。
竹村 くれぐれも、「毅然」と「威圧」を間違えないようにしてくださいね。

--------- お2人の言葉は、間違いなく全国の選手たちに届いたと思います。今日はお忙しい中、素晴らしいお話を聞かせてくださいました。ありがとうございました。今後の活躍をお祈りしています。

関野 こちらこそありがとうございました。
竹村 ありがとうございました。大会の成功を期待しています。

 

<2013年9月19日:東京都渋谷区>

 

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